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その他の異常
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胸膜炎
運動痛の中に『咳』が含まれます。咳をすること自体は、病気ではありません。体内への進入物、もしくは排泄物を外に出すといった、大切な役割があります。この咳をする時に、大きな圧力が胸郭には掛かります。この力は力んだ時と同様で、大きな筋肉活動となります。ここで痛みが出ることは、すなわち運動痛と同様の作用を身体に強制しているのと同様です。咳をする事によって、胸の中に痛みを感じることがあります。この場合は、胸郭以外の内部の異常が考えられます。肺や心臓、その他の臓器の何かしらの異常も想像できます。このような場合は、必ず医療検査を徹底しなければないません。咳が出て、胸部に痛みが出る場合、神経痛とよく似ているのが、胸膜炎です。胸膜炎は、背中に痛みが出ますが、痛い側に上体を倒すと痛みが楽になることがあり、痛みと反対に体を倒すと痛みが憎悪します。これは一般的な骨折やその他で起きた神経炎とは明らかに逆の反応のであるので、鑑別が可能です。呼吸や咳で発生する背中の痛み、もしくは肋間神経痛に似た症状の場合は、医療検査が必要です。医師の診断により、重大な疾患が隠れていることを除外しなければなりません。ここで神経炎(神経痛、もしくは力学的に発生した肋間神経痛)の場合は、痛みと同側に体を倒すと痛みが憎悪します。また反対側に倒すと痛みは減少することが多いです。これは骨折の場合と結果が一致します。鑑別方法としましては、骨折を起こすような過去歴が有るか無いかが決め手となります。事故や外傷が無ければ、骨折は除外されます。ここで更に咳が出るようであれば、胸膜炎も疑う必要がありますので、必ずメディカルチェック(医療検査)を受けなければなりません。
帯状疱疹(ヘルペス感染症)
背中の痛みが、何の前触れもなくして起きることがあります。と言っても何をしたのでもないのです。何となく背中が痛くなってきた。そのうち熱を帯びてきた。更に激痛が襲ってきて、動かす事はもちろん、じっとしていてもいたい場合は、炎症性の関節や筋肉の痛みもしくは神経の炎症が考えられます。特に肋骨に沿って痛みが放散する場合は、肋間神経の問題です。ただし、特に運動したわけでもなく、重いものを持ったりした訳でもないのに、痛みが発生するようですと、ヘルペスウイルスによる感染症が考えられます。ヘルペスウイルス事態は、水疱瘡やその他で殆んどの人類は保有しているウイルスです。例えば唾液中にも常在菌として生息していますし、体調の変化と共にその繁殖範囲や体調も変化していきます。特に神経支配の低下や疲労やストレスを抱えている時には、その感染は広範囲に及び、神経に沿って感染を拡げ、炎症を起こすことがあります。まず、皮膚の神経支配域にその感染が拡まり、水泡を生じて、かゆみが起きます。次第にかゆみの範囲は痛みへと移行し、激痛となります。最近では、抗ウイルス薬が普及していますので、治療の方法は、確立されていると言っていいと思いますが、水疱が無くなっても、なお神経の支配域に痛みが残存する事も稀ではありません。この痛みは、ヘルペスウイルスの感染による帯状疱疹後神経痛としてよく知られています。痛みの初期は、単に背骨の痛みとして認識される事がとても多く、捻挫と間違えることもありますので、しっかりと医療検診をお受けることが大切です。
筋膜の病気
背中の痛みで、筋肉の異常があります。筋肉を断裂もしくは挫傷する事で炎症を起こします。炎症自体はアイシングと休養にて治まりますが、筋の組織の回復には時間が掛かります。損傷後48時間出慢性期としてみなされますので、ある程度痛みが回復したならば、ストレッチやマッサージ等の理学療法が効果を発揮します。背中の痛みも忘れ、何事も無かったかのようになります。ところが、通常の治療を実行してもなお、痛みが残り、それ以降進展しないことがあります。そしてその痛みは何年も引きずっていく事もしばしばあります。このようなタイプの筋損傷による背中の痛みは、筋膜の異常が考えられます。筋損傷後に一定の治療を行っても回復しない場合、筋膜の異常がその要因の一つにあげられます。筋膜は、筋肉を被っている膜で、この膜の過伸展がその背部痛の原因であり、治療は劇的な効果をもたらすとされています。トリガーポイントちろうと呼ばれている方法がこの治療です。各筋肉に特有のトリガーポイントがあり、その治療が効果をもたらします。
横隔膜
背中の痛みと横隔膜の異常の関係は、あまり語られていません。横隔膜は呼吸筋です。頚部から走行している横隔神経と、肋骨の間から走行している肋間神経に支配されています。第6〜第12肋骨の内側に張り付き、テントの様な状態を作り出しています。また、下部腰椎の前部に張り付き、体の内面にびったりと付着しています。横隔膜には3つの穴が開いていて、大動脈、食道、大静脈が貫いています。特に食道の下部と胃の入り口は、開いたり閉じたりが上手くいかなくなると、食道裂孔ヘルニアや、逆流性食道炎などの誘引となりかねません。また、横隔膜の神経支配の異常や、緊張、低張は、これらの3つの穴を位置的に狂わせ、胃の不調や不整脈などの自覚症状も現れます。また、背中に痛みを誘発して、背部痛が発生します。多いのは、鳩尾(みぞおち)の裏あたりの背中の痛みです。上向きで寝ると痛くて起きてしまったり、胃の入り口あたりが痛かったり、腸の具合が悪くなってきたりは、自律神経の不調かもしれません。背部や肋骨に外傷暦がある場合は要注意ですし、医療検査で異常なしにも拘らず、痛みがひどかったり、姿勢によって痛みが落ち着くといったことが有れば、横隔膜の異常から来る背中の痛みも考える必要があるでしょう。この場合、炎症に気をつけなければなりません。感染症やその他の原因から起きた炎症は直ちに治療が必要です。医療診断(病院治療)を行い、早期診断、早期治療開始が大切です。